英語の成績を上げるのに必要な学習量を考える(高校生の場合)

塾長ブログ

英語が苦手な原因は、頭の良さや英語的なセンスのようなものではなく、単に「やっていないからできない」場合が多いとこれまでの指導の経験から感じます。

生徒:リスニングが苦手で・・・
先生:リスニングの練習してるの?
生徒:いや、リスニングまではなかなか・・・

人間、やっていないことはできないものです。(トレーニングをしなければマラソンの42.195kmが走れないのと同じ理屈です)
これはリーディングでも同様です。

生徒:英語の長文が苦手で・・・
先生:長文読解の練習はしてるの?
生徒:一応、少しはしてるんですけど・・・

英語が苦手な高校生の場合、この「少し」は学校の授業に加えて1週間で300wordsほどの英文を読んでいるであったり、単語帳を見る回数を増やそうとはしている、といった場合が多いです。当然、1週間で300wordsだけ読む量を増やしたくらいでは英語の力は急には伸びません。(何もしないのと比べると少しずつ力はついていきますが。)毎日300wordsくらいは読んで当然という感覚が大事です。

自分自身の経験ですが、高校1年生の夏休みに、ハリーポッターを1冊読み切ることに挑戦しました。ワード数はおよそ80000words、 300wordsの200倍以上の量です。極端な例だと思いますが、それくらいの量の英語に接すると、たいていの英文は読めるようになります。(ハリーポッターは高校1年生には難しく、あまり効率のいい勉強法ではなかったですが)

「どうやって英語を上げればいいのかわからない」と勉強法を探すより、「今の学習量では力をつけるのに足りていない」ということを認めることが大事です。継続して十分な量を学習できていれば、普通、成績は上がります。努力を継続するのは大変ですが、成績と努力の相関はあります。力をつけるには、地道な努力が一番です。

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