文章問題で理解ができないときに、とりあえず「60÷8」や「70×0.8」のように数字を組み合わせて式を作ろうとする生徒には、「算数(数学)はあせらない」と繰り返して指導します。「どうしてわり算(かけ算)をしたの?」と質問し、理由にこだわります。
問題例:縦が2cm、横が7cmの長方形の周の長さは?
①誤答例:2×7=14 14cm (問題文が理解できずにとにかく数字をつなぎ合わせてしまう)
②正答例:2+7+2+7=18 18cm
(2+7)×2=18のようにできれば美しいですが、②の式を作った生徒は頭の中でしっかりと考えて状況を理解しているのがわかります。(理解を積み重ねていくことで成績向上に期待できます。)
算数・数学は「①状況把握(問題文の読み取り)」「②立式」「③計算」の全てで正解する必要があります。
①をおろそかにする(=考えようとしない)癖がついている生徒には、「あせらない。まずは読もう。考えよう。」と何度も繰り返して指導し、解き方の基本を定着させていきます。